はなごろも
「制作 「おもいやり家」さん」

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木の図

「今日のはなごろも」には、デイサービスの様子が紹介されています。「裏はなごろも」には、介護、その他に関しての想いを書き連ねています。

介護は誰でも出来る仕事?

以前、とても身近な人より「介護の仕事はサラリーマンで通用しなかった人が就職するんでしょう?」と言われ、強いショックを受けたことがあります。その人は、ハローワークに行けば常に求人があり、人手不足が常体化していて、仕事に困った人の最後の砦が「介護職」と思っていたようです。           しかし、この仕事は、「技術的な専門性」とともに、「高いコミュニケーション能力」、「ご利用者様の想いを察する能力」、「その方の自立心を大切にしつつ、何を支援すべきか的確に、迅速に判断し行動する能力」その他、とても高い「人間力」が求められる仕事と考えています。                  ですが、実際、多くの職場を経験しその中で働き、また、ケアマネジャーとして多くの施設や職員の考えを見聞し、そして、現在は経営者としての立場から、悲しいかな現状「そのように思われてもしょうがないかなぁ~」と感じることが多々あります。
以前、「ケアマネドットコム」というケアマネ向けのホームページに、『介護職員の賃金が看護職員より、遙かに低いこと」の問題提起がありました。私はその記事に関して、「かつて看護師は‘白衣の天使’という美名の中、薄給で働いてきたが、現在は、高い専門性を身につけ、また、自分たちの仕事にプライドを持ち、政治力を持つことで、今の社会的地位が持てるようになったと思う。反面、介護職は、狭い世界の中で、職種間のヒエラルヒーをつくり、マウントの取り合いや足の引っ張り合いをしており、このままではいつまでも社会的に評価されることはない。』とコメントし、多くの方より「共感した」と評価を受けました。                                  この、ヒエラルヒーについては、いつか述べていこうと思っていますが、「私たちが対峙しなければならないのは誰?」「私たちの役割は?」「絶対に曲げられないものは何?」諸々…、流されることなく、「考えること」が専門性を高める必要かと思います。これからのブログでは、何でこのように評価されてしまう現状があるのか、私感を述べていきたいと思います。